2009年6月5日金曜日

駐車場のトイレ

駅ビルの屋上駐車場に車を止めた。そこには簡単なトイレがある。よく公園なんかにある仕切りがないやつ。一応男女別れているが、簡単な区分けだけであまり意味がないと思われる。予感を感じた僕はあまりもよおしてなかったけどトイレに向かった。そこには若い30歳くらいのスレンダーな奥さんがおそらく子供が大のほうに入っているのだろう、外で大丈夫、出た、などと声をかけていた。僕が小の方に入ってくるとさすがに少し離れて気まずそうにしていた。小のほうは大の個室の手前にあるので僕はお母さんと子供のいる個室の間に割り込む形となる。僕は息子を出しておしっこが漏れそうなポーズでいつもより一歩下がって便器から離れて立った。お母さんは子供が気になるらしく、子供に声をかけているが僕の近くまではこれないようだ。なぜならお母さんの目線の間に僕の息子が入るように割り込んだからだ。絶対視界に入っているのは間違いない。お母さんは僕なんか眼中にないという態度で個室の中の子供に声をかける。そうこうしていると子供が出てきてお母さんはほっとした様子。僕も息子を上下に振って最後のアピール。最後にお母さんはしっかり見てくれました。だって半立ちでおしっこする僕を怪しんだかもしれない。お母さんは僕に少し頭を下げて笑いを隠すように子供と一緒に去って行った。

0 件のコメント:

コメントを投稿